今の世の中、監視カメラ・防犯カメラだらけです。街を歩けば、望むと望まないとにかかわらず、どこかのカメラに撮られています。
あなたは、そのような現状をどのようにお考えですか。「監視カメラの映像が犯罪の解決に役立ってるってテレビでもよく放送されているから、いいことじゃない?」という方が多いかもしれません。「うちの近くの道路にも防犯カメラを設置してほしい」という要望が、むしろ住民側から出ることも多いとも聞きます。今後、伊勢志摩サミットや東京オリンピックを控え、テロ対策、安心・安全な街づくりのために、ますます設置されていくことでしょう。
でも、ちょっと考えてみてください。監視カメラ・防犯カメラは、24時間、辺りを撮り続けます。その使いようによっては、映り込む人を監視する手段になります。撮られているは犯罪者に限りません。私たち誰もが撮られているのです。私なんかは、もちろん悪いことなんてしていませんが、街中で親とはぐれたらしき女の子の周囲で瞬時に顔認証されていくCMなんか、気持ち悪く感じるのですが…
さて、愛知県弁護士会では、監視カメラ化社会の問題点について考えるシンポジウムを開催します。〝安心〟〝安全〟だとカメラが増え続けることを素直に喜んでばかりいていいのか、少し立ち止まって考えてみませんか。
多数のみなさんのご参加をお待ちしています。(浜島将周)
日 時 2016年2月6日(土) 午後1時30分~4時30分
場 所 愛知県弁護士会館 5階「ホール」
講 師 武藤糾明さん(弁護士・日弁連情報問題対策委員会副委員長)/原田宏二さん(元北海道警察釧路方面本部長)
入場無料・事前申込不要(ただし、定員150名に達し次第締め切ります。)
詳細は
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