少し前になりますが、7月30日に緑区役所講堂で行われた「なごやこどもサポート緑区代表者会議」に専門委員として参加してきました。
名古屋市では、児童福祉法に基づく「要保護児童対策協議会」(関係者間では「要対協」と呼ばれることが多いです)に準じたものとして、「こどもサポート区連絡会議」を各区に設置しています。
「要保護児童」とは、虐待を受けている子どもを中心とした保護が必要な児童のことをいいます。保護しなくてはならない子どもの早期発見や適切な保護を図るために、関係機関が情報や考え方を共有し、適切な連携をするために設置されたのが要保護児童対策協議会です。子どもサポート区連絡会議は、その区版と考えていただくとよいと思います。
各区の子どもサポート連絡会議は、さらに①代表者会議②実務者会議③サポートチーム会議の3つに別れていて、私が参加したのは①の代表者会議です。
①②③と進むに従って、個別具体的な情報共有と検討がなされますが、運営方法は各区によって異なり、②実務者会議にも弁護士が参加している区もあれば、緑区のように弁護士は①代表者会議にしか出席しないものもあります。また、具体的なケースについて議論することが中心の区もあれば、各委員の報告が中心の区もありますし、年に1回開催のところもあれば、複数回開催している区もあります。各区の事情に応じて、それぞれ工夫して運営をされているようです。
今回は①代表者会議でしたので、医師・弁護士ら専門委員の他に、児童相談所、保健所、区、警察、学校、保育園、幼稚園等の代表の委員と、主任児童委員さんが各学区2名参加されました。なんと、総勢100名以上の参加です。
緑区の専門委員になる前は、名東区の専門委員でしたので、初めて出席した時は、緑区の主任児童委員さんの参加の多さに驚きました。多くの主任児童委員さんに話を聞いていただくことができるのは、緑区の代表者会議のとても良いところだと考えています。
他方、せっかく多くの主任児童委員さんに参加いただいているのに、人数が多い分、直接お話ができず、その声や意見を聞くことができないことを毎年残念に思っています。
地域で頑張っておられる主任児童委員さんたちには、私たちにはない視点があると思いますし、サポート会議でなくとも、もっと意見が聞ける場があると良いな・・・などと勝手に考えています。(間宮 静香)