緑オリーブ法律事務所ブログ

病気について、複数の医師に意見を求める、いわゆる「セカンドオピニオン」が一般的になってきています。

法律問題についても、複数の弁護士に法律相談をして、アドバイスを受けたり、見通しを聞いたり、依頼した場合の費用等の説明を受けたりしていただくことができ、その意味でセカンドオピニオンを聞くということができます。

ただ、すでに弁護士に依頼した段階にある場合は、セカンドオピニオンを聞かれる側の弁護士としては、他の弁護士が受任している事件への不当な介入ができないという職業倫理上のルールにのっとった対応が求められます。

たとえば、受任弁護士の事件処理のあり方について意見や評価を述べたり、自分の方がより有利な解決ができるなどといって勧誘したと疑われるようなお話はできません。

このように、セカンドオピニオンをご希望の場合の法律相談も、他の弁護士に依頼している場合も含めて、あくまでも一般的な法律相談の範囲で、お話しを伺い、アドバイス等をさせて頂くことになりますので、ご理解いただければと思います。

(横地明美)

 

 

 
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