緑オリーブ法律事務所ブログ

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ご報告が遅れましたが、11月19日、秘密保全法に反対する愛知の会は、海渡雄一弁護士(日弁連秘密保護法対策本部副本部長、日弁連自由権規約WG座長)を講師に招いて、学習会「世界はどう見ているか~国際人権基準と秘密保護法~」を開催しました。

世界各国に秘密保全法制がありますが、国際基準から見ると、日本の秘密保護法は、秘密指定の規定ぶりが曖昧で政府の恣意が入りやすいこと、実効性のある第三者機関がないこと、ジャーナリストや民間人が広く処罰対象となっていること、内部告発者の保護が不明確であること、など多くの問題点があることを、分かりやすくお話しいただきました。
そして、これらの点について、国連からも懸念が示されています。

いろいろ詳しく書きたいところですが、もうすぐ講演の模様が配信されるはずですので、そちらをご覧いただくことで代えることにします。

1点だけ、海渡弁護士のレジュメの冒頭部分を抜き出します。

ジョージ・オーウェル『1984年』より
イングソック真理省 スローガン
「戦争は平和である」
「自由は屈従である」
「無知は力である」

ひとつめは現政権が進めている積極的平和主義・集団的自衛権行使を、ふたつめは秘密保護法による市民監視と隷従化を、みっつめは秘密保護法による情報統制と知る権利の否定を、それぞれ指し示しているような気がしませんか? (浜島将周)

新聞記事 秘密保護法11・19学習会

<12.16.追記>
ようやく動画をアップできましたので、お知らせします。
面白い講演です。是非ご覧ください。

・動画 その1 https://www.youtube.com/watch?v=KgsCxquLnOc&feature=youtu.be

・動画 その2 https://www.youtube.com/watch?v=-Ry4TeGi284&feature=youtu.be

・動画 その3 https://www.youtube.com/watch?v=sU8_yhcibis&feature=youtu.be

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