緑オリーブ法律事務所ブログ

緑オリーブ法律事務所ブログ

昨年5月24日、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」などのいわゆる共通番号制度関連四法が成立しました。今後2015年10月から順次、個人番号の付番・通知がされ、2016年1月からはいよいよ、年金等の社会保障と納税をひとつの個人番号で管理する共通番号制度が始まる予定となっています。

愛知県弁護士会は、共通番号制度について、国が番号をマスターキーとして個人情報を一元管理することはプライバシー権・自己情報コントロール権の侵害であること、個人情報の漏えいの規模が極めて大きくなること、いわゆる成りすましの問題が発生する危険性があることなどの理由から、制度の導入に反対し、2011年3月8に「『社会保障と税に関わる共通番号制度』の導入に関する意見書」を、2012年6月15日に「『マイナンバー法』に反対する会長声明」を、2013年4月9日に「『共通番号法』案再提出に反対する会長声明」をそれぞれ発表してきました。

とはいえ、共通番号制度の運用開始が、すぐそこまで迫ってきています。では、共通番号制度が始まると、私たちの生活にどのような影響があるでしょうか。いかなる問題の発生が懸念されるでしょうか。共通番号制度に造詣の深い二人の専門家をお招きして、市町村職員はじめ市民のみなさんとともに、検討したいと思います。
多数のみなさんのご参加をお待ちしております。(浜島将周)

日 時  2014年10月9日(木) 午後1時30分~4時

場 所  愛知県弁護士会館 5階「ホール」

講 師  安岡孝一さん(京都大学人文科学研究所准教授)/水永誠二さん(弁護士・日本弁護士連合会情報問題対策委員会副委員長)

入場無料・事前申込不要(ただし、定員150名に達し次第締め切ります。)

詳細はこちらをご覧ください。

  • <
  • 1
  • >