緑オリーブ法律事務所ブログ

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8月9日に、NPO法人ぎふ多胎ネット主催の多胎支援研修会で講師としてお話ししてきました。これは、ふるさとぎふ再生事業の公開講座として行われたものです。 私のほかに、石川県立看護大学教授の大木秀一先生、岐阜県立看護大学教授の服部律子先生も講師をされました。 大木先生は、多胎育児の困難さをデータで分析され、多胎児家庭での虐待死の発生頻度が単胎児の約4倍程度あること、多胎妊婦は不安に対するサポートの不足を感じていること、1歳半での育児不安が大きいこと、身体的疲労と経済負担が単胎児に比べて顕著であること、虐待しているのではないかと思うことが単胎児に比べて2~3倍であること等を示されました。 服部先生は、ぎふ多胎ネットが行っている支援(ピアサポート)の重要性について話されました。 虐待の現場にいる者としても、多胎家庭が抱える問題の認知は低いと感じていますので、新たな知識を得て、また広く伝えていけたらと考えています。 それにしても、いつもながら、岐阜多胎ネットのみなさんのパワーはすごいと感心します。問題や足りないものがあれば、自分たちの力で作っていくという当事者の姿勢は、あらゆる分野で大切なことだと思います。私もパワーをもらって帰ってきた一日でした。(間宮静香)

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