5月11日、来日中のモートン・ハルペリンさんが名古屋にいらっしゃって、国際標準というべき自由権規約19条やツワネ原則の観点から、秘密保護法の問題点を講演してくださいました。
ハルペリンさんは75歳とのことですが、眼光は鋭く、発言も鋭く、秘密保護法成立時に、「21世紀に民主的な政府が検討した法律の中で最悪レベルのものだ」とさえ言われた意味がよく分かる講演でした。
講演の模様は動画でご覧いただけます。
・あいさつ+国際人権基準説明+ハルペリン氏講演1
http://www.ustream.tv/recorded/47400281
・ハルペリン氏講演2
http://www.ustream.tv/recorded/47401505
・質疑応答
http://www.ustream.tv/recorded/47403896
ハルペリンさんとは、打合せを兼ねて昼食をご一緒しました。
何度も日本にいらっしゃっているだけあって、上手にお箸をお使いになりながら、お造りを召し上がっていらっしゃいました。(浜島将周)
(講演会後、ハルペリンさんとともに)
※ モートン・ハルペリン
アメリカ合衆国の政治学者。専門は、外交政策論、核戦略論。現在、外交問題評議会上級フェローおよびオープン・ソサエティ研究所上級顧問。ジョンソン政権で国防次官補代理、ニクソン政権で国家安全保障会議(NSC)メンバー、クリントン政権で大統領特別顧問、国家安全保障会議メンバー、国務省政策企画本部長を歴任。その後、「アメリカ市民の自由協会」ワシントンDC 支部長を務める。
いわゆる〝沖縄密約〟において、米国側のキッシンジャー
大統領補佐官(当時)の腹心とでもいうべき立場にあり、日本側の佐藤栄作首相(当時)の密使であった若泉敬氏の相談相手・交渉相手だった。