緑オリーブ法律事務所ブログ

緑オリーブ法律事務所ブログ

愛知県弁護士会と中部弁護士会連合会の子どもの権利委員会の委員で、有明高原寮(少年院)と松本少年刑務所の施設見学に行ってきました。 有明高原寮は、開放型の少年院で、鍵やフェンス等がなく、少年たちと信頼関係を築くことを重視しています。そのため、再犯率は他の施設に比べても非常に低く、再非行させないためには、少年たちと信頼関係を築くこと、少年たちと向き合うことが大切だということを再認識しました。 他方、松本少年刑務所は、やはり「刑務所」なので、全く趣が異なりました。 被害者にとっても、社会にとっても、少年にとっても、「再犯防止」ということが重要なキーワードになると思いますが、そのためには「罰」という対処療法ではなく、「教育」という根本治療が必要です。 少年事件は現在減少していますが、少年事件を起こす子たちの中には、大人とちゃんと向き合ってもらえなかった子たちがたくさんいます。そのような子たちに、「罰」ではなく「教育」をすることこそが、大人の責任ではないでしょうか。そして、それが「一般市民」の生活を守ることにも繋がるのです。急がば回れ!!(間宮静香)

  • <
  • 1
  • >