濵嶌が代表を務める「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」が今春、結成12年を迎えます。
2月27日に、経済安全保障をうたった「セキュリティ・クリアランス」制度の創設に向けた法案が閣議決定されました。また、3月1日には、重大事態発生時に国が自治体に「必要な指示」を可能にする地方自治法改正案が閣議決定されました。両法案とも、今国会での成立が目指されています。しかし、両法案とも、国家による市民生活への介入を招きかねないことから、日弁連が疑問の意見を上げるなどしています。
そんな中で行われる総会では、記念講演講師に政治学者の中野晃一教授をお迎えし、政府がセキュリティ・クリアランスを導入を急ぐ狙いなどについて、お話を伺います。是非ご参加ください。(浜島将周)
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秘密法と共謀罪に反対する愛知の会12周年総会&記念講演
【日 時】2024年4月13日(土)
13:15 開 場
13:30~ 第1部 総 会
14:10~ 第2部 記念講演
【場 所】】伏見ライフプラザ 鯱城ホール
(名古屋市営地下鉄「伏見」駅6番出口より南へ徒歩7分、「大須観音」駅4番出口より北へ徒歩7分)
【記念講演】「経済安保「セキュリティ・クリアランス」が狙うもの」
秘密保護法の制定強行から10年余が過ぎました。私たちの懸念どおり、言論空間は萎縮し、軍備拡大が進み、「新しい戦前」の様相を呈しています。
政権への信頼は地に落ちる中で、政府は「秘密」を扱う資格を定めるセキュリティ・クリアランス(適性評価)を経済安保分野に拡大する法案を強行しようとしています。秘密保護法制を経済や研究開発の分野に拡大するものです。自由な言動、経済活動、研究が封じられ、普通の仕事に従事するはずの人々までもが否応なく戦争に動員されていくことになります。
広範な人々を絡め取る秘密保護法制の強化・拡大を許さず、自由と平和を守り抜くために、今、私たちが何をするべきか、一緒に考えましょう。
講 師:中野晃一さん(上智大学国際教養学部教授・政治学)
参加費:800円 〈非会員も参加大歓迎!〉
※ 鯱城ホールでのリアル参加を希望される方は、当日会場にお越しください。申込み不要です。
※ ネット視聴を希望される方は、こちら(Peatix)から事前申込みをお願いします。開催前日までに、申込者に対し、参加URLをメールいたします。
Peatixで申し込めない方はお問合せください(担当:内田)。→ E-mail:no_himitsu@yahoo.co.jp TEL:052-953-8052
※ ネット視聴を申し込まれた方は、5月10日まで、録画をご覧いただけます。
チラシはこちら
<4.15.追記>
秘密法と共謀罪に反対する愛知の会12周年総会および中野晃一教授をお招きした記念講演「経済安保「セキュリティ・クリアランス」が狙うもの」は、会場およびオンラインで約130名の参加を得て開催されました。
記念講演では、中野教授から、なぜ、今、日本で経済安保版秘密保護法が進められようとしているのか?を、世界の政治状況から見た日本の立ち位置を切り口に、分かりやすく説き起こしていただきました。
総会・記念講演の概要は「愛知の会」のブログにまとめられています。→こちら
中日新聞の名古屋市民版にも掲載されました。→こちら
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