緑オリーブ法律事務所ブログ

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 今年も、『通信簿』が完成しました!


 平成11年の地方自治法改正により、中核市以上の自治体に、弁護士や公認会計士など「外部監査人」による「包括外部監査」が義務づけられました。
この外部監査人が市民のための自治体の「お目付役」となれるのか、それとも従前の監査委員の「屋上屋」や「税の無駄遣い」になってしまうのかは、それを見る市民自身の「監査」の力によるものだといえます。
 そこで、全国市民オンブズマン連絡会議では、全国の自治体の財政をはじめとする行政の刷新と改善にどれだけ役立つのかに注目し、平成11年度以来、包括外部監査の報告について、市民オンブズマンの目で評価し、冊子にまとめてきました。
その2017年版が、8月29日に発行となりました。(チラシはこちら


 濵嶌は、弁護士1年目から、包括外部監査評価班のメンバーとなって、この『通信簿』の作成にかかわっています。


 今回、この地方では、岐阜市の『岐阜市の債権』(包括外部監査人:芝 英則 弁護士)が<オンブズマン大賞>と評価されました。
芝弁護士は、任期の3年間、<活用賞>、<優秀賞>、<オンブズマン大賞>と、優れた報告書を提出され続けました。敬意を表したいと思います。
 その他、全国の評価の概要については、こちらをご覧ください。新聞でも、一部紹介されました。(日本経済新聞Web・8月30日
 また、気になる報告書があれば、是非読んでみてください。各自治体とも、HPから簡単にダウンロードできるようにしてくれています。
  『通信簿』を購入したいという方(ありがとうございます!)は、こちらをご利用ください。


 綿密な監査がなされ、質の高い報告書が作成され、それを自治体が真摯に受け止めてよりよい行政がなされるよう、自治体だけでなく市民のみなさんも報告書を活用していただけたらと思います。(浜島将周)

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